最初に使ったライン掲示板は悪徳業者からの勧誘ばかりが届き、絶対に女の子と出会えないと踏んだ俺は、とにかくその掲示板の利用をやめて、他のライン掲示板を使う事にした。しかしその掲示板も問題点が山のようにあったので、実際にセフレを作ることはできなかった。ただし、女の子に会えたといえば会えたんだが。

 

女の子に会えたのになんで上手くいかなかったのか。きっと俺がブサイクだからとか、女の子の扱い方がうまくないからと思うだろう。でも声を大にして言いたい。俺の容姿も性格も、今回の事には全く関係ない。誰が同じ立場であってもセフレになることはできなかったと思う。なぜかというと俺が会ったのが、危険な匂いがプンプンする女の子だったからだ。新しく使い始めたライン掲示板では、本物の女の子とラインのIDを交換することに成功した。それで実際に会ってみることになった。ちなみにこの女の子も俺と同じバイク好きという事もあり、すぐに意気投合した。だけどそれが間違いだった。

 

実際に会っているといわゆるヤンキーていうやつ。バイク好きって言っていたのもたぶん、10代の時に暴走族に入っていたとかそんな感じなんだろう。まあそこまでは良かった。ヤンキーだろうが何だろうがセックスできりゃどんな女だって変わりはない。だけどその女は会話の節々にヤクザに知り合いがいるとか、あの暴走族の何代目の総長と知り合いだとか、そんな話ばかりしてくる。イラつき半分、不安半分の状態になった俺はセックスなんてしないで一刻も早く帰りたいと思い始めた。しかもしまいにはこれから彼氏が来るからちょっと待っててと意味の分からないことを言いだした。

 

これは完全に危険が近づいてきていると瞬時に感じた。これっていわゆる美人局っていうやつでしょ。まだセックスはしていないけど、ライン掲示板で自分の女が知らない男と知り合って会っていたなんて知ったらぶっ飛ばされるのは間違いない。そういうつもりじゃないと弁明したところで聞き入れる相手ではないのは確かだ。要するにライン掲示板はソッチ系の筋の人間もたくさんいるし、恐喝や美人局目的で閲覧している人間もいるという事。そんな場所で出会いを探すってめちゃくちゃ危険だと思う。その後はトイレに行ってくると言って逃げたから事なきを得たが、あのままだったらどんなことになっていたか。