そんなこんなでライン掲示板にはほとほと失望し、二度と使うもんかと思っていた。だけど心底男はバカだと思う。いくら危険な目にあいながらも、それでもセフレが欲しいという気持ちは一ミリも減っていない。またどこかで危ない目にあうリスクを考えずに、新たに良い方法はないかと探し始めるんだから本当におめでたい話だ。しかしここで諦めていたら俺がセフレを作ることは一生なかったと思う。続けていれば必ず何かいい方法が目の前に現れるものだ。

 

ちょうどその頃、俺はライン掲示板でおこったことをバイト先の先輩に話していた。こんな危険があってね、もしかしたら逮捕されてたかもしれませんよとふざけながら愚痴っていると、先輩はニヤッと笑って「お前本気でライン掲示板でセフレが出来ると思てたのか」とキツイ一言をぶつけてきた。正直俺はちょっとむかついた。何も知らないくせに偉そうなことを言いやがってと思った。しかしこの先輩、俺よりもネットでの出会いに詳しい男だった。

 

聞くところによると先輩は、今付き合っている彼女と出会いアプリで知り合ったらしい。出会いアプリは悪質なものばかりだから「そんなことあるかい!」と思ったんだけど、よく聞いてみるとそれは俺の固定概念に過ぎなかったようだ。確かに悪質なサイトはごまんとある。しかしその陰に隠れながらも本当に女と出会える優良出会い系サイトも確かに存在しているらしい。しかも優良出会い系サイトは安全も保証されているから、俺が味わったような散々な目にあう事もないらしい。だからラインIDを交換するのも安全だし、ライン掲示板なんて使ってるやつがいるとは思わなかったと先輩は言う。なんだか悔しいけど本当に彼女を出会いアプリ見つけているんだとしたら、これは良く教わるしかない。先人に学ぶのは最も大事なこと。俺は先輩にお願いして詳しく教えてくれるように頼みこんだ。これが俺の出会いアプリとの出会いだ。